『ミルキーハニー(働きバチのゲロ)』
『ミルキーハニー(働きバチのゲロ)』
Yamamoto Hana
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コンセプト
「ハチミツは、ミツバチが命を削って集め、体内で変容させ、吐き戻したゲロ。」
そんな子ども向けの科学本が教えてくれる事実は、甘い幻想を打ち砕く生々しいリアリティに満ちています。
この作品に輝く黄金色に 混ざり合うのは、私たちが便利さを求めて吐き出し続けた「海洋プラスチック」という名の、消えることのない文明の残飯。
アイロンの熱で溶かしたプラスチックをツヤツヤにコーティングして、コーティングなしのプラスチックで覆うことで、ハチミツとそれを覆うマットな蜜蝋を再現しました。
そこに混ぜたのは、世界中の海と日常から集められたプラスチック。 かつて私の指先で音楽を奏でたギターピック。 誰かの渇きを癒した金色のペットボトルキャップ。 そして、波に揉まれ、どこから来たかもわからない海洋プラスチック。
私はそれらを再び、私という一人の表現者の内側へと通しました。 クリエイターの思考と熱というフィルターを通過させることで、ゴミを、黄金に輝く「蜜」へと変質させる -それは、一種の「内面的な錬金術」です。
美術史におけるヴァニタス(空虚)では、生花の傍らに死の象徴のドクロを描いて表現したように、美しさと不潔さ、生と死は常に表裏一体です。 ハチミツ(健康食品)か、ゲロ(不潔な分泌物)か。 素材(価値あるもの)か、ゴミ(忌むべきもの)か。
ビーチクリーンやプラスチックゴミのアップサイクルから生まれた、この集合体は、あなたを縛るあらゆる定義からの解放を告げる、現代の聖域です。
制作過程・想い
作品詳細
| サイズ | 100×100×15 mm |
| 制作期間 | - |
クリエイター
Yamamoto Hana
海洋プラスチックを現代アートと工芸と音楽の文脈で再解釈し、誰もが参加できる美の実験へ。
モノの再生(Upcycle)から、人の再生(Retreat)へ。 アカデミックな研究に基づいた新しいリトリートの設立を目指して活動中。
実験と制作の記録 (YouTube)
www.youtube.com/channel/UCKKmPAR23ca70Antireh_Pg
